2006/08/11

永遠のメロディー(1) アンジェラ・アキ「Home」

「マブタの奥の光景が、そこにあったんです・・・」(アンジェラ・アキ)

俺がアンジェラの存在を知ったのは、2、3ヵ月前のめざましTVだったか。メガネの女の子達が、アンジェラのピアノでの独唱に酔いしれている光景が、眠気マナコに飛び込んできた。そのときはアンジェラの歌よりも、メガネのファンの女の子の数に驚いた。アンジェラはメガネ達の教祖様なのだな、という印象を受けたのだった(悪い意味で)。

しかし、そんな俺の誤解は、トップランナー(NHK教育)を観て、すべて吹き飛んだ。アンジェラ最高~!! メガネを取ったら、相当の美人とお見受けした。ハードロックを主食とする俺だが、女性シンガーも実は隠れて聴いている(隠れて聴く必要はないじゃない)。鬼塚ちひろ、岡本真夜、浜田麻里・・・、俺の愛する彼女達に負けず劣らずの歌唱力、アンジェラ・アキ、恐るべしである。そのTVで感動した話を以下へ書いておきたい。

「徳島生まれの彼女。アメリカ人の母と日本人の父を持つ。中学までは徳島と岡山で暮らすも、母が英語を話せるようになってほしいと、高校はハワイへ。そして言葉の壁を乗り越え、アメリカの名門大学に合格。卒業後はOLとして生計を立てるも、大好きな音楽への熱い思いを捨てきれず、そのときの上司の一言で夢を追いかける決意をする。その上司の一言とは、「Take a chance on you!」(自分自身にかけてみてもいいのではないか)であった。しかし前途は多難であった。人前で演奏するのは、パブが主体。飲み屋の客人がまともに音楽を聴いてくれることはなく、夜が更けるにつれ、歌が周囲の騒音でかき消されていく・・・。彼女がむき出しの感情で歌を歌うも客の胸に届くことはなかった。そんな彼女はいつしか目を閉じて歌うようになる。まぶたの奥の風景は、温かいお客さんしかいない。みんな自分の歌を真剣に聴いてくれる。そんな光景を想像しながら、丁寧に歌を歌い続け、ついにメジャーデビューとなる。先々月、日本で初のワンマンLiveをやった。演奏の途中、ふと客席に目をやると、あのときのまぶたの奥の光景がそこにはあった・・・。」

俺がめざましで観たLiveの映像がそれだったというわけだ。その話を聞いて、俺のまぶたの奥にも異変があったのだが。・・・早速、アンジェラの音源を入手したことは言うまでもない。似たような曲調が多いという批判もあるようだが、大切なのはメロディー。1曲1曲のメロディーが美しく、胸に響けがそれでいいんです! 
※〝永遠のメロディー〟のコーナーは、たいぞーが愛聴するMusicを不定期で紹介するものです。
 

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