2006/10/01

凱旋門賞 直前の巻

 
長らく待った気がする。ディープインパクトが出走する凱旋門賞の発走まで4時間を切った。先週くらいから、頭の中は当レースのことばかり。この際、はっきり言おうではないか!
 
 「俺はディープインパクトが好きだぁ~~ !」

10年以上も競馬をやっているが、最近は俺の心を揺さぶってくれる馬がめっきり減少した。ナリタトップロード以降、これだ!という馬には出会っていない(無論、会員になっている一口馬は別格であるが・・・)。 しかし去年、ディープの2戦目をグリーンチャンネルで観て、目がテンになってしまったのだ。
なぜ好きなのか? それは単純に強いからである。他に理由はいらないじゃない。
「栄光」→「挫折」→「復活」という日本人が最も愛する美学は、それはそれで美しいのだが、他とは違う何かを見せられると、馬でも人間でもドキドキさせられてしまう。
日本にライバルがいないのだから、世界へ行くのは当然のこと。尊敬する武豊ジョッキーも、サッカーのW杯前にこんなことを言っていたそうだ。「競馬ももっと世界レベルにならなきゃダメ。ぼくはいつも日本を背負っている意識がある」。さすがの一言。彼らなら、きっとやってくれる!
 
そんな歴史的な日なので、俺は映画『シービスケット』で涙し、そして夜はディープが走るのと同じ距離を泳いできたつもりだ(凱旋門賞は2400mのレース。ちなみに今日、1カ月ぶりに泳いだ距離は、約400m。限界でした。まあ中山競馬場の直線以上は泳いだぜぃ)。
やるべきことはやった。後は静かに発走を待つのみ。ディープよ、空を飛べ!!!
  

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