2006/10/12

永遠のメロディー(3) 下山武徳 「Singer」

  
下山アニキのことが本気で好きになったのは、03年の秋のことだった。もちろん存在は、「Double Dealer」のCD等で知っており、歌がうまく、魂で歌うヴォーカルだなぁ~とは思っていた。
それが、02年に結成されたバンド「Sixride」を聴いてからというもの、俺のハートは完全にノックアウト状態である。理由は、下山アニキの日本語の歌に他ならない。感動的な詩、そして哀愁のメロディー!

「Saber Tiger」でも日本語の歌はあったが、「Sixride」はアニキのバンドだから、完全にアニキのカラーが出ているバンドであった(現在活動休止中・・・)。

そんなアニキが、2枚目のソロアルバムを先月リリースした。はっきり言ってタイトル・トラックの「Singer」はほぼ毎日聴いている。1枚目のアルバムは全編英語だったが、今回はほとんど日本語。セルフカヴァーあり、玉置浩二のカヴァーありとバラエティに富んでいる。中でも、「戦争の家」、「死んだ男の残したものは」などの戦争についての歌を聴くたびに、靖国神社で見た「母への手紙」を思い出す。軽々しく現代に生まれてよかったなどと言いたくはない。自分がその時代に生きていたらどんな行動を取るのだろうか、などと歌を聴くたびにそんなことを考えている自分がいるのだ。

SixrideのCDも、約3年間、車での通勤時に毎回聴いていた(CDチェンジャーの中身を替えるのが面倒だったという話もある)。今回のアニキのアルバムも、車のチェンジャーから当分出て来れそうもない。
  

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