2011/05/19

矢ヶ崎克馬氏講演会~内部被曝を避けるために

 
長引く病気(気管支炎)が私を苦しめます。

もう1ヵ月です。
病院に行った回数3回。点滴1回。

しかし考えました。病気になっている回数は人の何倍もなっているということは、
私が復活(病気→健康)する回数も人の何倍もあるってことじゃないの!!!

しかも、その復活のたびに、健康の大切さを教えられる。
病院代や薬代はその授業料みたいなもんです。

もう「俺は健康体だぁ~!」なんて背伸びしないで、
「僕は虚弱体質なんよ。それでも何度でも立ち上がる!」という考えで行きましょうかね。


というわけで、おとといの話。

いつまでも病気で寝てばかりもいられないので、
そろそろ行動していこうと思い、郡山カルチャーパークで行われた放射能セミナーに参加してきました。

タイトルは、「矢ヶ崎克馬氏講演会~内部被曝を避けるために」。


母はお腹に子どもが宿ってから母になると言われます。
対して父は、産まれてから子どもとの触れ合いを通して、徐々に父親の自覚が出てくると言われます。

まさに私もそうで、わが子ももうすぐ2歳になるのですが、
最近の子どもたちは、いつもニコニコして、意味不明の言葉を話し、とても愛おしくてたまりません。

最近では、「お父さん、どの人?」と聞くと、満面の笑みで私を指さししてくれます。
人の顔に指さす行為は、基本的にはタブーですが、まあご愛嬌ということで・・・。

そんな大切な子どもたちの将来が黄信号であります。ここ福島県では!!!

しかし、自分でコントロールできないものに、感情を激しく揺さぶられても仕方のないこと。
できることをやるしかないのですが、放射能に関する知識など、ほとんどゼロ。

よって、まずは専門家の話を聞くのが一番と思い、講演会に出掛けたわけです。


狭い会場が満員以上になるほど参加者がたくさんおりました。
それだけみんな危機感を感じている証拠。


話のまとめとしては、「内部被曝のほうが怖い」ということ。
国が言っている年間限界被曝量20MmSvは、外部被曝のみを考慮しているという。
しかも数値の引き上げは、政府の都合に合わせてのもの。何を信じていいのやら。

しかし、地元を離れることはできません。
決定打となる打開策は聞けなかったけど、今、我々にできることは、知恵を出して放射能から防護することだけ。


例えば、

1:マスクをする。(小さい子どもは難しいですが)
2:帽子を被る。
3:長袖を着る。帰宅時はマスクをしたまま埃を払ってから家に入る。
4:無駄な外出をしない。
5:野菜を良く洗ってから使う。お湯でゆがけばもっと効果があるそう。
 (ただし野菜が放射能物質を根から吸い上げて内部汚染されているものであれば、廃棄するしかない)
6:日本古来の食物をたくさん採る。(豆、わかめ、昆布など)


最後に、講師の方から、非常にいい言葉をいただきました。
講師が幼い頃はとても貧しく、母一人に育てられたそうです。そんな中、氏が新聞配達に出かける際に母が言ってくれた言葉が「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」だったそうです。

人間は苦労を乗り越えていくことで玉が磨かれるように人格が練磨され、立派な人間になるという意味のようです。

とてもいい言葉です。
福島四重苦の苦労を乗り越えるのは簡単ではありませんが、気持ちを強く持って行動していこうと思っています。
 

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