2008/08/18

石川旅行記〜金沢編 /たいぞーがゆく(4)〜金沢城

 
というわけで、金沢編(14日夜〜15日)です。

宿泊先は、金沢が本社の「アパホテル」というビジネスホテルに泊まりました。

いろいろ問題を起こしているホテルではありますが、とにかく安かったので、ここにしたのです(1人:3500円・駐車場・朝飯付き)。
とはいえ、やはりとても狭い部屋でした。
次回来るなら、和倉温泉あたりで、ゆっくりしたいものですね。


旅先では、当然早起きということで、8時にはホテルを出て、まずは「妙立寺」へ向かいました。

通称忍者寺。忍者といっても、伊賀・甲賀の忍者ではなく、仕掛け・細工が多いところから、そういう名が付けられたようです。

前田家三代目当主が金沢城の出城として作られた寺。
当時は、お城以外の3階建て以上の建造物は、幕府が認めていなかったそうで、この妙立寺は外見は2階建ての作りになっているのですが、実際は4階建ての作り。
至るところに隠し階段やら、扉などがあり、ひとりで入ったら、迷子状態になることでしょう。迷路そのものでした!

ガイドの話と実際の建物を見て、敵が攻めてきた場合に、様々な細工が仕掛けられていることを知りました。
特に印象的だったのは、以下の2つです。

・本堂裏隠し階段・・・廊下の床板をはずすと階段が現れる。この床板を入れ、敷居をおいて物置の戸を閉めると錠となる。
・二枚戸・・・二枚の戸が全く違う出口に通じ、戸の開閉でそれぞれの出口を隠すことになる。
(参考:妙立寺Webサイトより)

改めて思ったのですが、昔の日本人は賢いなぁ〜と!!!
こういった所を後世へ継承していかなければならないのでしょうね。

それに比べて、周りの観光客を見てみると愕然としてしまいます。みんなではありませんが、自分の事しか考えていない行動が目立ちます。
車の運転なんて、如実に現れますよね、その人の本性が・・・。急な割り込み、スピードの出し過ぎ、窓からのポイ捨てなどなど。
完全に話が逸れましたが、旅先だと余計に痛感しました(メリケンでもそうでしたね)。

とにかく妙立寺、金沢観光では必見でしょう! 
観るには電話での事前予約が必要です。


次に向かったのは、金沢城。

とにかく暑かったのなんの、南野陽子でした。
とりあえず、金沢城門近くの前田利家像の前にて、「槍の又左」のポーズ!!(タイガーたいぞー妄想Version)

しかし、広い公園でした。俺が行ったことのあるお城では、最も広い城でした。城内を一周しただけで、3〜4kmは歩いたはずです。

いざ、城内へ。

ここでも、古きよき日本文化に触れることができ、大感動!

それは、伝統木造工法。釘などを一切使用せず、木のパーツをはめ込んでいくというもの。詳しくはよくわかりませんので書けませんが、城内で見たVTRがとてもわかりやすく解説してくれていました。

金沢城も復元された城ですが、その伝統工法を屈指して、建てられたようです。やっぱり、日本人っていいですね!!

それから、城外の大手堀、尾崎神社をまわって、21世紀美術館へ。
凄い人・人・人・・・なので、早めに兼六園へ行くことに。

兼六園のパンフを読んでいると、白河3代藩主「松平定信」が兼六園を命名したとか。いきなりテンションが上がりましたね!
しかし、隣の嫁を見ると、テンションは低め。とりえず、昼飯に冷やしうどんを食べさせたら、復活してくれたのでひと安心・・・。根性だそうぜぃ!!

最後の目的地は、松井秀喜の故郷「根上町(ねあがりまち)現:能美市」へ。

金沢市から南へ20kmの所にある小松インターで高速を降りました。

インターを降り、すぐに見えてきた「松井秀喜ベースボール・ミュージアム」。
すると、松井の銅像が俺たちをお出迎え!!
俺も松井選手とツーショット写真を撮影!
(俺の方が顔が大きいぜ! メジャー級だぜぃ!!!!)

驚いたのは、松井の幼い頃のビデオが流れていたこと。
ホームビデオかい!!! 俺より1歳下なだけなのに、松井さん、かなり裕福な家庭に育ったのね。あんなに素直な方なのも納得です。

いち早く、松井の復活を願うばかりです。

17時には小松インターから郡山へ。5時間かけて戻ってきました。

帰りの富山県内では突然の雷雨で、目の前で鉄塔に雷が落ちる瞬間を目の当たりにしました。集中豪雨で運転してて前が見えなかったのは恐かったですわ。

改めて振り返ると、金沢市、とても素晴らしい市でした。地元の文化を市民が愛していて、駅前周辺は賑わいを見せている。新潟市くらいの人口(80 万人)がいるのかなと調べたら、約40万人。郡山市(30万人)とほとんど大差はないのに、この差は何なんでしょう? それでも地元は好きですけ ど・・・。

やはり、地元人が共有して愛することができる何かが必要だと感じました。
そう、金沢人が「兼六園」を愛しているように・・・。

これも勝手な俺の妄想かもしれませんね。
 

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