2008/01/19

歴史講座~われ義のために死す 会津松平容保の決断

  
去年11月くらいだったか。

ふと家で取っている新聞のあるチラシが目に入った。
(ちなみに、俺は新聞チラシを読む際、必ず頭の中で、さぶちゃんの「ち~ら~し~♪」のCMソングのメロディーが流れている。)

それは、NHK文化センターの講座案内のチ~ラ~シ♪である。

まあ、外国語の講座、英語に中国語に、スペイン語なんてのは人気講座なのであろう。
ヨガなどの体操系、これも最近流行りだよね。
切り絵や油絵などの芸術系の講座もあったりで順を追って眺めていると、するとそこには何と「星亮一の歴史講座」というのを発見する。

これは、ヤバイ・・・(いい意味で)。

ちょうどその頃、星亮一さんの著書「松平容保」を読んでいた時期であった。
さらに油を注ぐかのように、NHKの番組「その時歴史が動いた!」では、「松平容保」が放送。その回では、星先生がゲストで出演されていた。

俺は非常にミーハーではあるが、大河ドラマ「新選組!」を観て以来、ここ3~4年ずっと幕末の事に興味を持っていて、さらにそういったタイミングもあって、これはぜひ参加するしかないと、全3回の講座を即決で申し込んだわけである。

で、今日がその第1回目。

先生には、「今日は若い人が2人も来ている」といきなり注目を浴びる。予想通りといっては失礼だが、参加される方はきっと自分よりは年配の方ばかりなんだろうなぁと思っていたので、これは想定内。しかし次に「学生さん?」との問いが・・・。

嬉しい反面、ちょっと悲しいような・・・。まだまだ小僧に見えてしまう自分が悲しい。もっともっと苦労して、顔に含蓄を持たせたいなんて思ったりして。

まあいずれにしても、俺と一緒に参加した後輩が、会のいい刺激になった事は嬉しいことである。ちなみに参加者は我々を含めて計10名。

講座の内容は、今日は第1回ということで「京都守護職拝命」というお話。
しかし内容は、形式的なものではなく、ほとんど先生のフリートークであった。
もちろん、筋道はきちんとしているので、脱線しても本筋の話は会津藩ということで非常にわかりやすかった。脱線した話ほど、俺の知らない話題ばかりで、非常にテンションが上がったよね。メモを取りまくったことは言うまでもない。

話を聞いていると、松平容保関連の手紙や書簡は、ほとんど残っていないという。
確かに戦争から逃げる際や開城する時に、書簡を持参することなど不可能だろう。それとも証拠隠滅を誰かが行った可能性もあると言う。そんな情報が 少ない中、戊辰の研究を約40年も研究を続けてこられた星先生、素敵すぎるじゃないですか。ひとつの事を何十年も続けられる、そんな情熱と継続力を見習わ なければならないと思ったわけだ。

最後に、俺は、会津びいきか、薩長派か、などと何の意見もない。あの時代があって、今があるわけだしね。
ただ土方歳三の男気や高杉晋作の熱い情熱、さらには坂本龍馬の発想の豊かさだったり、松平容保の忠義だったり、そういったものすべてが好きなのだ。
まだまだあの時代のことがわかっていないが、今日のような会で学んだことを自分の中に吸収して生活の糧としていきたいものである。
  

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