2007/08/18

鍵山秀三郎さん講演会

  
今日は、8月18日の政変、長州系公卿追放の日です(といっても旧暦ではですが・・・)。8.18と聞くと、脳内が幕末時代へタイプスリップしてしまう。

今日は、「読書コミュニティフォーラム全国大会(第10回)」なるイベントが郡山ビッグパレットであり、午前中のみ代休をとって、ひとりで行ってきた。
目的は、催しのひとつである「鍵山秀三郎さんの講演会」を聞くこと!

2週間前だったか、福島民報新聞を読んでいると「8/18 鍵山氏講演」の記事が目に飛び込んできたのだった。

半年くらい前だったか、俺は何かの本で鍵山氏の存在を知った。
恐れながら簡単に紹介させてもらうと、カー用品の販売会社 「イエローハット」の創業者で、掃除運動がもっとも有名である。トイレ掃除を通して「誰にでもできることを、誰にもできないくらい続けてきた」と鍵山氏は語る。
全国各地のトイレを30年以上も掃除をやってこられた姿に多くの人が共鳴し、掃除運動は世界にまで広がっているという。
現在74歳。偶然にも講演会のその日が誕生日。「鍵山さん、お誕生日おめでとうございます!」

鍵山氏は全国各地で講演をされているが、そのテーマのほとんどが「掃除」。しかし今回の講演のタイトルは「読書と人生」
読書の大切さを伝える団体が主催した集いであるからし仕方がないが、まあ逆に非常にレアな話が聞けそうだと思った。

講演の内容は、一言で言うと「人生を豊かにするために、本を読みなさい」というもの。書を通じて過去の人物に会える、また実在しない架空の人にも会える、そして文章が上達する。何よりも本が人の心を洗ってくれる・・・。
分かりきった話なのだが、ひとつひとつのエピソード、感動する実話を交えて話をされるので、鍵山さんの話に吸い込まれそうになった。

鍵山さんは相当な本好きで、人生のバイブル的な本が絶版になっていたなら、発行部数の最小単位が2000冊や3000冊であっても出版社にお願いして再版してもらうそうだ。

 ・「生きる力をありがとう」(佐藤州男)
 ・「言志四録」(佐藤一斎)

この2冊も再版してもらい、全国各地の学校などに配ったそうだ。尊敬する方が人に紹介する本だから、きっと素晴らしい書に違いない。俺も読んでみたいと思う。(とさっそく1冊は、アマゾンに発注済み!)

最後に俺は鍵山さんの書「あとからくる君たちへ伝えたいこと」を購入し、鍵山さんにサインをしてもらった(写真)。
この本は、昨年、23歳の詐欺師が逮捕され、取調べ室で刑事にこの本を読まされたそうだ。すると否定ばかりしていた男が態度を一変させ、泣きじゃくって罪を認めたという。まさにカツ丼代わりの本・・・。この話を聞いたとき、自然と目頭が熱くなった。

今回の講演に参加して本当に良かった。これからも自己啓発のためには、お金と時間を使わないとね!
尊敬できる人徳者・人格者の話は、やはり直接お聞きするに限るが、早々できることではないので、これからは気になる人物については、本を通して学んでいきたい。
まずは、早速、鍵山さんの本を、じっくり読もうかな!!!
  

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