2009/01/05
一日一生の思い
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人はみな一年経てば必ず一つ年をとる。老若男女を問わず、年を重ねることができるのは、ありがたくめでたいことであり、幸せなことである。けれどもそれは、確実に一歩一歩、命の尽きる時に近づいているということでもある。
その時がいつ来るのか、何年先か何十年先か、あるいはあすなのか、それは誰にも分からない。しかし、人は往々にして、それはきょうあすのことで はなく、当分先のことだと思っている。そして、あたかも命が永遠に続くかのように、無為に時を過ごしたり、なすべきことの先送りを繰り返す。
生きる術として、人間は死を忘れられるようにできているのかもしれない。ただ、命に限りがあることにしっかりと目を向ければ、これまですっと先 送りしていたことにも、一日一生の思いで真摯に臨めるょうになるのではないか。また、日々のさまざまな人との語らいや交流が、よりいとおしく、大切なもの に思えてこよう。
新たな年の訪れは、そんなことを思い起こす貴重な節目ともいえようか。
(PHP08年2月号・背表紙より)
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毎年、念頭には気合いが入りますが、年初の思いが長続きしないことも・・・。PHPにあった言葉を胸に、今年も自分の目標をひとつずつクリアしていきたいと思います。
というわけで、今年もよろしくお願いいたします!
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