2015/10/06

そうだ 人間ドック 行こう。

高校生の頃のことだったと思う。初めて「人間ドッグ」という言葉を耳にしたのは・・・。
あの頃は、よく意味を理解できずに、次のような妄想をしてしまう自分がいた。
 
じんめんけん
MAN WITH A MISSION

あくまでイメージの話である(ちなみに、20年前はどちらも存在していない)。
社会人になってから、ようやく「ドッグ(dog)」ではなく、「ドック(dock)」であることを理解できたのであった。
天下のWiki先生に聞いてみると・・・

人間ドック(にんげんドック)は、自覚症状の有無に関係なく定期的に病院・診療所に赴き、身体各部位の精密検査を受けて、普段気がつきにくい疾患や臓器の異常や健康度などをチェックする健康診断の一種。「ドック」は船渠(船を修理・点検するための設備)を意味する英語dockに由来するため、「人間ドッグ」は誤記である。 (ウィキペディア百科事典より)


「人間ドッグは誤記とある」と書いてある。私と同じように、間違った妄想をしている日本人がたくさんいるということか・・・。何とも情けない。
というわけで、京都に行く前に、「そうだ 人間ドック 行こう。」というのが今回のテーマである(またまた、前置きが長くなってしまった!)。



私は、普段から健康のためなら死んでもいいと思っている。
29歳の春には、『100まで生きたい』という曲を作詞・作曲してしまうほど、健康で長生きしたいと思っている。そんな性分のせいか、ちょっとした体の異変があると、すぐに病院に行ってしまう臆病者でもある。

もちろん、今の自分の体は、借り物であり、死にゆくときには、この体をお返しすることになるので、お返しする際には、少しでもキレイな状態でお返ししたい。なので、きちんとメンテナンスすることが今の自分にできることかと考えている。
とキレイごとを言っても、最近、代謝が悪く、運動しても、体重がまったく減らないのだ。なぜ?なぜ? なぜ、こんなに動いているのに体重が減らない? 甘いお菓子を食べながら考えてみたのだが、答えは見つからなかった・・・。

人間ドックは、35歳から毎年受診するようにしている。
悪いところはすぐに見つけて、すぐに治せばオッケーということで。

ここで、医療のワンダーランド、テーマパーク「人間ドック」のアトラクションを順に紹介していきたいと思う。
どのアトラクションもファストパス無しでも、早めにトライできるので、感動間違い無しだ。

脳MRI

40歳の時に初めて体験。無症候性の脳梗塞や脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)、脳腫瘍などの診断を早期に発見できる。オプション料金は約2万円。
やる前は、2~3分くらいで終わると思っていたが、意外にも狭いMRI装置内に約20分間も閉じ込められることに・・・。
私は高校生時代、ドラちゃんばりに押入れで寝ていたくらい、むしろ狭い所が大好きな方なのだが、この狭さに恐怖感を覚えてしまうほど。動いては行けませんと言われると逆行したくなるのが人間ってもんでしょ! 
20分間、何もやることが無いので、エッチな妄想でもしようと思い妄想したのだが、「マズい!! 脳内の測定結果がピンク一色になってしまう!!」と本気で焦ってしまった自分がいた。恥ずかしい限りである(実際、検査結果画像にはエッチのものは映っていなかったので、ひと安心)。


ファットスキャン

2009年1回のみ実施。お腹の断面図(内臓脂肪)を撮ってもらえるオプション。自分の美味しそうな部位を確認できる(下記の画像は、2009年時の私のお腹)。














胃カメラ

35歳にはじめてバリウム検査をした際に、胃に変な影が見えると検査技師に言われて、数週間後に胃カメラ検査を受けることになった。すると、大きなポリープがあることがわかる。結果は良性ではあったので、ひと安心。
この胃カメラ検査は、計6回毎年やっているが、何度やっても慣れない。前日はソワソワしてしまう。まあ、細部に渡り調べてくれるので、大変ありがたい検査ではある。
ちなみに、胃カメラ検査の前に飲む「麻酔薬」の味は、マックシェイクのいちご味とクリソツ。


採血

採血中は、寛平ちゃんの「血、吸うたろか~」のギャグを思い出す。私は注射針を直接見ない主義だ。そこまでMではない。リトルMだ。私はオプションで「腫瘍マーカー精密測定-採血3点セット」を毎年実施している。
正直、血をたくさん取ってもらってから体重を量ってほしかった(女子か!)。


超音波

2年1回の割合で、女性の担当医に当たる(女子か!)。
薄暗い部屋で、裸にさせられるなんて・・・。緊張のひととき(男子か! あ、これはOKだ)。最後にティッシュで上半身に塗りたくられたローションを自分で拭き取る作業にて、自分が「ミスター羞恥心」に変身する瞬間だ。


担当医検診

担当医検診にて、自分が「いぼ痔」であることを確認できた41歳の夏。
痔にも、「切れ」、「裂け」、「いぼ」と様々な種類があるが、俺はてっきり「裂け」タイプと思っていたのだが、まさかの「いぼ」タイプとは・・・青天の霹靂である。まさに「G-SHOCK」ならぬ「痔-SHOCK」とはこのことだ。
先生が最後に「何か質問ありますか?」と聞いてきたので、「いぼの大きさを知りたいのですが・・・」と聞いてみると、「4mm」と言われた。大きいのか、小さいのか、よくわからないが、生活に支障はないとの話であった。
まずは取り急ぎ、半澤顧問に相談してみることにしよう。手術で取るべきなのか? 共に歩むべきなのか?


病院での食事

これがなかなか豪華。ただ、前日の夜9時以降、何も食べていないので、急に食べると胃が痛くなるので注意。
ここでも女子力を発揮して、ランチ前の写メを取ったので紹介したい(女子か!)。

<上:2012年 下:2015年>




















結果検診

これは、郵送で結果資料のみ送付という選択もありだが、私は行けるときは、きちんと行って医者と談話することにしている。
今年は、太り気味で、数値が悪い箇所もあったので、医者からは「青魚をたくさん取りなさい」というアドバイスをもらった。青魚? 半魚前の中途半端な魚っていことか!? いやいや、サバ、アジ、イワシなどの魚ね。確かにあまり食べていないので、進んで食べるようにしよう。
さらに今年は「このポリープは形が悪い」と言われる。今は良性でもどこかのタイミングで悪性に変わることもあるようだ。非常に恐ろしい・・・。来年早々にポリープとの別れを実施しようと思う。七夕に、年に一度のポリープとのご対面は今年で終わりになりそうだ。

というわけで、以上が人間ドックにおける私の実話である。
こんなくだらないコラムではあるが、これから人間ドックを受診できるようになる35歳未満の方々に、少しでも役立てば幸いである(蛇足情報ばかりではあったが)。

最後に、ドッグといえば、ワンちゃん。ワンちゃんといえば、王貞治さん。ということで、王さんのエピソードを最後に引用させてもらって終わりにしたい。

復刻・王監督、胃の腫瘍摘出のため休養


年に2回という短いスパンでの検査は、なかなか真似はできないが、私も健康で100まで生きたいので、今後も人間ドックには積極的に足を運びたい。そして、健康な状態で京都に出かけたい、いくつになっても自分の足でしっかり歩いて、京都の名所を巡りたい、まさにそんな心境である。


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